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ビッグデータによって解明される社会・経済の複雑な現象
【情報理工学院】 教授 高安美佐子氏
講座概要
データに基づいて数理モデルを構築するという研究の方法は、17世紀に始まりました。膨大な惑星運動の観測データに潜む法則をケプラーが見出し、ニュートンがそれら全てを矛盾なく説明するシンプルな理論モデルを確立し、ハレーはその理論に基づいて彗星の軌道の予測に成功しました。
この一連の研究の方法は、その後、あらゆる分野の科学のお手本になっており科学革命と呼ばれています。
21世紀に入り、ビッグデータを解析することで、科学の研究の対象が社会や経済の複雑な現象にも広がってきています。
詳細なデータが揃っていれば、どんな現象であってもデータに潜む法則を見出して理論モデルを構築し、予測や制御が可能になると期待されるからです。
本講演では、金融市場のデータや企業の取引関係データ、SNSデータ、スマートフォンのGPSデータなどに関する私たちの研究を題材として、どのようにしてデータの中から法則を探し数理モデルを構築するのか、それによって何ができるようになったかを紹介しました。
参考動画
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R5年度「東京工業大学提携講座」
東京工業大学提携講座 学習コーディネーター
【理学院】 教授 腰原伸也氏
第1回 6月7日
人間のデジタル空間再現技術による快適で安全な生活への貢献
~デジタル・ヒューマン・ツインと実環境人間特性計測~
【工学院】 准教授 宮崎 祐介 氏
第2回 6月21日
ものづくり日本復活の鍵は?
〜最先端医療機器を実現する生体材料の開発〜
【物質理工学院】 教授 生駒俊之 氏
第3回 6月28日
太陽系の起源と進化を探る
~小惑星リュウグウのサンプル粒子分析から見えてきたもの~
【理学院】 教授 横山哲也 氏
第4回 10月4日
ビッグデータによって解明される社会・経済の複雑な現象
【情報理工学院】 教授 高安美佐子氏
第5回 10月18日
新しい「タンパク質結晶」の可能性
分子機械、ハイブリッド固体光合成材料としての開発は、世界を救う一手になり得るか?
【生命理工学院】 教授 上野隆史氏
第6回 11月8日
如何にして科学技術を人類の福利に役立てられるか:原爆開発の歴史から考える
【環境・社会理工学院】教授 池上雅子氏
イベントは終了しています。
筆記用具
地域力推進課区民協働・生涯学習担当
(区役所本庁舎6階27番窓口)
電話:03-5744-1443
FAX:03-5744-1518