◆開催日時 令和6年3月25日(月曜日)午後6時30分から8時30分まで
◆ファシリテーター 東京学芸大学准教授 倉持伸江氏
「まちの学びの場を考えるワークショップ」の第2弾として開催しました。前回(令和5年11月)は、「まちにどんな学びの場が必要か」について自由にアイデアを出し合いましたが、今回は文化センターについて、より具体的に「人」「取組」「空間」について3つのグループに分かれて話し合いました。
【人】
- 活動できる場があるというありがたさをに認識し、利用者も当事者意識を持たないといけない。
- 文化センターを愛している人、利用している人で作っていく仕組みが必要。職員や施設側に頼るだけの仕組みだと循環していかない。
- 文化センターの利用者同士、スタッフなどの横のつながりを作ってくれる人が必要。
- 文化センターを盛り上げる「コミュニティマネージャー」、「コンシェルジュ」のような存在の人が、新規の人が入りやすいようにフラットに会話したり、利用者の意見を吸い上げたりしてくれると良い。
- 固定した職員やスタッフだけだはなく、様々な知識やスキルを持った人が日替わりでいたら、人に惹かれて集まる人のコミュニティができるのではないか。
- 地域でちょっとした困りごとを相談したい人とそれを助けられる人が出会える場になったら良いのでは。
【取組】
- 比較的若い世代の利用を促すには、子育て中の人々の交流の場、料理教室、子どもを対象としたイベント(キャンプなど)を地域住民が企画してはどうか。
- 新しい試みとして、カフェやコワーキングスペースも面白い。
- コンシェルジュのような人が必要。
- 文化センターを知らない人に認知してもらうため、それぞれの地域の特色を生かした取り組みをしたり、わかりやすい名前をつけたりするのはどうか。
- 文化センターを知らない人が来訪するきっかけを作るため、SNSで広報したり、区内の文化センターマップを作ったりするのはどうか。
【空間】
- 初めて訪れたときに、声をかけてくれる人がいると入りやすい。
- コンシェルジュ的な役割の人がいて、おしゃべりをしたり、色々紹介したりしてくれると入りづらさのハードルが下がる。
- 予約をしなくても雑談や打ち合わせができるスペースが必要。
- 文化センター内には、そこで活動する団体の紹介や展示があると良い。
- 文化センター外に向けて、近隣の図書館などと連携して情報発信ができると、これまで訪れたことがない人にも情報が届くのではないか。
どのグループでも、「コンシェルジュ」「コーディネーター」といった「その場にいる人の重要性」があがっていたのが印象的でした。「区民とつくる学びの場」の実現に向け、今後もこのような機会を設けていきたいと考えています。