2025.12.5

令和7(2025)年10月25日(土)午後1時~5時、11月9日(日)午後1時~4時
この講座は参加者自身がデザインを考えて、それを作品として完成させる、という大学提携講座ならではの創造的なプログラムとなっています。
第1回目は環境に配慮したものづくり(エコデザイン)と、使う人にとっての心地よさや機能性を重視する製品づくり(プロダクトデザイン)について講義の後、古新聞や古紙を用いた張子成形の技法で、時計のベースを作りました。会場にあった古い美術展のチラシに触発され、考えてきたデザインとは異なるデザインになったり、同じグループの他の参加者からもらった素材を活かしたデザインに変更した参加者もいて、個性豊かな時計のベースが並びました。
第2回目は乾燥し出来上がった時計のベースに、ムーブメントを取り付ける作業をしました。針と文字の色やデザインよって、時計の全体の印象が変わるため、学習支援者の田崎さんや学生サポーターに相談しながら慎重に作業をすすめる参加者が多くいました。
最後に参加者が一人ずつ自分の作品を発表し、作品を見て感じたことについて話し合いました。自分では気づけなかった作品の魅力を知ったり、お互いに称え合う場面もあり、心が温かくなる場となりました。
結婚記念日にもらったプレゼントのラッピング素材や、子育ての思い出につながる紙を使用したり、親友の大好きなものの画像を貼ってプレゼントしたいという参加者がいるなど、これまでの人生や思いを反映した作品がいくつもありました。
学生サポーターに難しいところは手伝ってもらいながら制作しました。 
他の参加者の作品や作業を見て、自分の作品を改良したり、作業中の雑談から制作のヒントを得たり、発表会で自分の作品に自信を持つなど、集まって学び合うことの意義や楽しさを感じた方が多くいました。
◆講座概要(全2回連続)
第1回 レクチャーとベースの制作(10月25日)
第2回 ムーブメントの取り付けと発表(11月9日)
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