◆実施日 令和6(2024)年12月14日(土)午前10時〜午後3時

社会人になって「友だち」の存在はどのように変化したでしょうか。コロナ禍を経て急速に普及したオンラインのコミュニケーションは、私たちのつながりのあり方を変えるのでしょうか。
いくつかの問いについて、自分の経験に即した考えや意見を、参加者同士で自由に話し合いました。
学習支援者の石田光規さん(早稲田大学文学学術院教授)から「更なるテクノロジーの進歩によって、一人で生活できる仕組みを作れば友達や人とのつながりは必要なくなるのでは?」との問いかけがあり、すでにそのような代替が始まっていること、急速に進む人口減少や少子高齢化の現実を学びました。
また、コロナ禍で「自分にとって必要なつながり」が吟味されたことで、「不要不急」とされてしまった人付き合いは縮小し、人づきあいに積極的な意思を持つ人がより豊かな人間関係を持ちやすい社会になってきています。深く密接な付き合いより、個人の自由が尊重される社会を望む人が若い世代の過半数である今、積極的に声を出せない人にどのようなつながりの場を用意できるのか、私たちがこれからどのような人間関係のある未来をつくっていくのか、考えるきっかけになる時間でした。
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◆参加者の声(講座実施後のアンケートより)
- 人と話すこと、深く考えること、学び合うことっていいなと思いました。参加してよかったです。
- オンラインが発達して、つながりを選べるようになったという話、すごく納得しました。
- 社会人になるとこのような学びの機会が少ないので、自分の専攻とは違う分野について大学の先生から話を聞けたのは、本当に良い機会でした。専門的な話もすごく分かりやすく、皆さんとの活発な意見交換ができたのも良かったです。
- コミュニティのあり方や人とのつながりを自分がよく考え、学んだのが中高時代のティーンズぱわーあっぷセミナーだったので、成人後もあったら良いなと思いました。
- 子育てをしていると、こどもとの関わり方等を学ぶ場はあっても、「ママ」以外の人と関われる場が少ないと感じます。0〜3歳までのママ向けの講座はあっても、それ以降の学びの場がない気がしています。専門の方のお話はもちろん参考になりますが、今回のように色々な方の話しを聞ける場があったら良いなと思いました。
- 日頃からよく考えていたことで、話が通じてとても楽しかったです。面白い授業は体感時間が短いということを、再認識しました。
- 自分の考えを見つめ直す機会になりました。