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2024.9.30

【レポート】放送大学提携講座「権現様と犬公方~ふたりの名将軍~」

【レポート】放送大学提携講座「権現様と犬公方~ふたりの名将軍~」

実施日 令和6(2024)年7月28日(日)午後2時~4時
 会場での講義とオンラインを併用して、講座を開催しました。
 徳川五代将軍綱吉公は過度の犬愛護で暗君と捉えられてきましたが、家康公の遺志を受け継ぎ、平穏な世に導くために奮闘した様子を、学習支援者の山室さんが文献や年表をもちいて解説しました。時に迷走することもあった綱吉の諸法度の話に参加者からは笑いも起きましたが、最後に紹介した老武人の回顧録から、綱吉が将軍だった29年間が武士から猛々しい武道の話や殺生の話題を無くし、悪事を働く者が減り、平和で穏やかな社会の実現に貢献したことを感じとることができました。
講座の詳細はこちら

◆参加者の声(振り返り、アンケート)
・近年、綱吉の評価が変わってきたという話を聞いていました。それについて具体的なお話を伺えて、大変ためになりました。
・綱吉が長い間、政治の中心にいつづけて、福祉関係や道路の交通事情まで改善していたことをはじめて知りました。大変勉強になりました。新井白石がネガティブキャンペーンをしていたことには驚きました。
・歴史の真実を学べて、綱吉さんが身近に感じられた。
・綱吉が行なった「巨大犬小屋」や「鳥の島流し」を今の政治も行っている。むかしも今も変わりがないのでは…。
・綱吉の苦労がわかった。将軍の在位年数といった視点で見ることも必要だと思った。
・とても楽しい内容で、知らなかった事柄を新たに知ることができた。