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2023.12.18

【レポート】現役経営者が語る「町工場のあるまち大田」(深める・つながる講座)

【レポート】現役経営者が語る「町工場のあるまち大田」(深める・つながる講座)

◆実施日

令和5(2023)年12月3日(日)午後1時30分~4時

 この講座は、区内で中小企業・町工場の経営等に関わる5人の区民と職員が「町工場のリアルをもっと知ってもらいたい!」との願いを込めて企画しました。
 前半の講義では、大田区に暮らす私たちにとっては当たり前の風景ともいえる、小さな町工場が密集する様子が、日本の中でも特徴的で、このまちの文化とも呼べるものであるということが、講師の山本聡氏(東洋大学)から説明されました。町工場のネットワークが生活コミュニティを下支えする役割を持ち、歴史や魅力を凝縮した存在であることが伝わってきました。 
 後半には、この講座の企画メンバーであり現役経営者でもある3名の"リアル"をお聞きしました。
 「私は『背中を見て覚えろ』と何も教えてもらえなかったが、一般企業での経験も踏まえ、技術先行ではない人材育成に取り組んでいる」、「先代まで取り組んできた事業を軸に、地域とのつながりを増強させ、二本目、三本目の矢になる新たな事業展開を始めている」、「大田区には専門技術を持っている人が多数いる。立地が良く交通利便性も高い。大田区というブランドは確かに存在している」など、それぞれの視点からのお話しでした。
 これからの「町工場のあるまち大田」の発展、その価値の共有に期待が膨らみました。 

◆講座の詳細はこちら☞
◆参加者の声(講座実施後のアンケートより)

  • 普段は聞けない町工場経営者の方々のお話は、リアルで面白かったです。
  • "町工場"の経営をされている方々の生の声と、学者の方の組み合わせで議論が整理され、非常に分かりやすかったです。
  • 大田区は日本、世界で見ても特殊な環境であるということを理解しました。たまたまツイッターで見つけた講座でしたが、とてもおもしろかったです。
  • 大田区の町工場のコミュニティ、ネットワークの強さを感じました。組織運営の参考になる貴重な考えを伺えました。
  • 少量多品種でカスタマイズができる大田区のものづくりは、高付加価値の製品を生み出している産業だと思います。それを支える「仲間回し」や「ネットワーク」を体系的に強化していくことが、大田区産業の成長のエンジンになっていくと思いました。
  • 参加者とパネリストの意見交換がしにくかったです。もっとコミュニケーションが取りやすい工夫など、次回以降に期待します。
  • もう少し回数を増やして、大田区民に町工場とコミュニティのつながりの希少性を認知する機会を増やした方が良いと思います。