2023.12.18
令和5(2023)年12月3日(日)午後1時30分~4時
この講座は、区内で中小企業・町工場の経営等に関わる5人の区民と職員が「町工場のリアルをもっと知ってもらいたい!」との願いを込めて企画しました。
前半の講義では、大田区に暮らす私たちにとっては当たり前の風景ともいえる、小さな町工場が密集する様子が、日本の中でも特徴的で、このまちの文化とも呼べるものであるということが、講師の山本聡氏(東洋大学)から説明されました。町工場のネットワークが生活コミュニティを下支えする役割を持ち、歴史や魅力を凝縮した存在であることが伝わってきました。
後半には、この講座の企画メンバーであり現役経営者でもある3名の"リアル"をお聞きしました。
「私は『背中を見て覚えろ』と何も教えてもらえなかったが、一般企業での経験も踏まえ、技術先行ではない人材育成に取り組んでいる」、「先代まで取り組んできた事業を軸に、地域とのつながりを増強させ、二本目、三本目の矢になる新たな事業展開を始めている」、「大田区には専門技術を持っている人が多数いる。立地が良く交通利便性も高い。大田区というブランドは確かに存在している」など、それぞれの視点からのお話しでした。
これからの「町工場のあるまち大田」の発展、その価値の共有に期待が膨らみました。