2023.8.8
令和5(2023)年7月6・20・27日(木)午後6時30分~8時30分
「哲学」と聞くと、なにやら難しい知識が必要なのでは・・というイメージもありますが、第1回でお話してくださった土屋陽介さん(開智国際大学准教授)によれば、哲学とは「すべてのことについて、そもそもなんだろうということを立ち止まって、振り返って考えること」だといいます。すばやく問題を解決するのではなく、ゆっくり・じっくり考える。一人で黙々と考え込むよりも、みんなで集まって考えると、意外な答えが見えてきたり、もっと問いが深まっていったり。本講座では、集まってくださった多様な参加者の皆さんで、そんな不思議な哲学対話の時間を持ちました。
毎回の対話テーマは参加者で決め、「ふつうって何?(第1回)」「老いるとはどういうことか?(第2回)」「友達は必要か?(第3回)」という、普段のくらしの中でふとぶつかるような素朴な問いについて、楽しみながらも真剣に対話しました。他の人の話をただ「聞」くのではなく、注意深く「聴」くと、もっと「訊」きたくなる、問いたくなる。哲学対話の実践を通して、対話とはどういうことかについても体感できた3日間でした。
第1回 ゆっくり・じっくり考える(7月6日)
第2回 くらしのあれこれを哲学しよう①(7月20日)
第3回 くらしのあれこれを哲学しよう②(7月27日)
講座の詳細はこちら