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2023.8.8

【レポート】入門:くらしの哲学カフェ~聴き合う場を開こう~

【レポート】入門:くらしの哲学カフェ~聴き合う場を開こう~

◆実施日

令和5(2023)年7月6・20・27日(木)午後6時30分~8時30分
 「哲学」と聞くと、なにやら難しい知識が必要なのでは・・というイメージもありますが、第1回でお話してくださった土屋陽介さん(開智国際大学准教授)によれば、哲学とは「すべてのことについて、そもそもなんだろうということを立ち止まって、振り返って考えること」だといいます。すばやく問題を解決するのではなく、ゆっくり・じっくり考える。一人で黙々と考え込むよりも、みんなで集まって考えると、意外な答えが見えてきたり、もっと問いが深まっていったり。本講座では、集まってくださった多様な参加者の皆さんで、そんな不思議な哲学対話の時間を持ちました。
 毎回の対話テーマは参加者で決め、「ふつうって何?(第1回)」「老いるとはどういうことか?(第2回)」「友達は必要か?(第3回)」という、普段のくらしの中でふとぶつかるような素朴な問いについて、楽しみながらも真剣に対話しました。他の人の話をただ「聞」くのではなく、注意深く「聴」くと、もっと「訊」きたくなる、問いたくなる。哲学対話の実践を通して、対話とはどういうことかについても体感できた3日間でした。
 

◆講座概要(全3回連続)

第1回 ゆっくり・じっくり考える(7月6日)
第2回 くらしのあれこれを哲学しよう①(7月20日)
第3回 くらしのあれこれを哲学しよう②(7月27日)
講座の詳細はこちら


◆参加者の声(第3回実施後のアンケートより)

  • 哲学というものにふれるのが初めてだったので、初回はとても緊張していましたが、発言の強制がなくて「聴き合う」ことを参加者がとても大切にされていたりということもあって、毎回楽しく参加できました。
  • 講座が終わったあと、話し合った問いを日常生活をしている中でも考えることがありました。考えることを楽しむ、とても楽しかったです。
  • これからも集まれたら、と思いました。
  • 哲学というと難しいイメージですが、普段不思議に思えていることを友人以外の人と話し合えてよかったです。
  • 様々な人の意見をお聞きすることができ、今後の人生を考えるうえで大いに参考になりました。
  • 心の置き方ひとつで(人の話が)聴けるようになると思いました。
  • ことばにならなかった時間、空間も共有できて有意義な体験でした。